屋根や外壁を塗り替える時、どんな塗料が良いのか悩む方は多いかと思います。
逆に悩む余地も無く、業者任せにしてしまう方も多いかもしれませんね。
一般的に、耐久性が高い塗料は価格も高いので、コスパも気になるところ。
ここで、一般的にウレタン塗料の場合は、とか、シリコンの場合は、といった耐用年数の例を挙げるのが一般的なんでしょうけど、実際にはそこまで単純ではありません。
同じシリコン同士、フッ素同士であっても、メーカーやシリーズによって期待耐用年数は結構変わります。
また、塗料の耐用年数さえ考えればいいかというと、それも少し違います。
例えば無機塗料は一般的に耐用年数が20年を超えると言われており、無機なら一生ものであると考えている方も見かけた事があります。
では、本当に耐用年数が高い塗料がいいのでしょうか?
はい、もちろんいいに決まってますよね?
でも、私は必ずしもそうは思いません。
例えば、外壁材のサイディングを耐用年数20年をうたう塗料で塗装したとします。
でも、そのサイディングとサイディングをつなぐシーリング部分はそこまでもたないんです。
いや、厳密にいうと、もたないとされる製品が大半です(特定の塗料とシーリング剤の組み合わせで実現しているケースはあります)。
だとしたら、そこまで耐久性に拘らすとも、もう少しコスパの良い塗料を使って15年くらいで
シーリングの打ち換えと併せてメンテナンスして行った方が、トータルでの出費が少なくなる可能性もありますし、塗り替えて気分よくなれる可能性もあると考えます。
また、屋根と外壁でも耐久性に差が出ますから、屋根塗装→屋根外壁塗装→屋根だけ塗装→屋根外壁塗装といったローテーションなどもありだと思います(状況によります。このやり方で大きくコスト低減になる場合とならない場合があります)し、屋根を無機塗料にして外壁はフッ素といった方法ももちろんあります。
耐久性を取るかコストを取るか。
そのバランスをどこに持っていくか。
まあ付加価値の高い塗料のほうが業者は儲かるわけですが、耐久性が倍になってもコストが倍になったら意味がないですから。
その点をちゃんと相談に乗ってくれるような塗装屋さんを選びましょうというお話でした。
あ、塗り替えの相談に行ったのに、屋根の状態や根拠も明示せずに葺き替えやカバー工法を勧める業者さんは勿論論外です。
あおぞらハウジング
住所:東京都江戸川区篠崎町1-8-16
電話番号:090-3495-8803
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