カバー工法しかありませんって言うのやめませんか?

query_builder 2023/11/09
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今日も点検にお伺いしたお客様に言われました。

「最初に見に来てもらった業者さんに、カバー工法で屋根をかぶせるしかないって言われたんだけど、そうなの?」

結論から言うと、この方の場合、答えはイエスでした。

でも、問題は、「何故」の説明も無く「かぶせるしかない」と断定的に言っていること、だと思います。


実は、私はカバー工法があまり好きではありません。

何故かと言うと、まだまだ塗り替えで行ける屋根にやたらと安易にカバー工法を勧める業者さんが多いからです。

まあこれはカバー工法自体とは関係ない話ではありますが…。


その方が儲かるからという理由で安易に勧める方が多すぎるような気がします。


カバー工法という選択肢を提示するのは別にいいと思います。

でも、それしか手が無いかのような、また、今すぐそれをしないとすぐに雨漏りが始まるかのような脅し方はどうかと思うんですよね。


カバー工法に限らず、塗装工事などでもそうですが、「今すぐ塗装しないと雨漏りする」みたいな断定的な言い方は、いい加減止めて行きませんかと言いたいです。

もし本当に今すぐ塗装しないと雨漏りするというのであれば、その根拠をしっかりお伝えすべきです。


ところで、今日点検にお伺いしたおうちは、私たちの前に来られた業者さんが言われる通り、通常の塗装ではなくカバー工法にした方が良いと思われるケースでした。


これは、パミールという悪名高いスレートの屋根だったためで、ミルフィーユ状に表面が剥離してしまう性質というかトラブルがあり、例えば屋根塗装をしようとすると、高圧洗浄に耐えられずミルフィーユの剥離が更に進んでしまうリスクが高いからなんです。

だから、パミールのような部材をお使いのおうちには塗装はお勧めしません。


ただそれでも、今すぐカバーしないと雨漏りする、というのはいくら何でも言いすぎです。

私たちは極力「するしかない」という言い方は控えます。

また、どうしても選択肢が無い場合は、何故そうなのかを丁寧にご説明します。

そして、「今すぐしないと」という脅し方はしません。

まあ本来、そんなの当たり前のことなんですけどね。

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あおぞらハウジング

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