火災保険修繕の詐欺業者

query_builder 2023/11/04

火災保険を使って家が直るという業者に関するトラブルというのを良く聞きます。

これまでお会いしたお客様の中にも、実際にトラブルに遭った方がいらっしゃいました。

火災保険を使う際のありがちなトラブルと、未然に防ぐ方法を知る限りの範囲でお伝えしたいと思います。

今まで聞いてきた中で一番許せないのが「保険で工事代は下りるので、まずお客さんが立て替えてくれ」というパターンの業者です。

「このままだと雨漏りする。保険が下りるまでにはタイムラグがあるからそれまで待っていられない。工事代は後日保険で下りるからまずはお客さんが立て替えてくれ」

と言われて慌てて工事をして業者の請求通り70万円は支払ったとのこと。

ところが…。

申請した保険は却下。

つまり1円も保険金は下りず、単に70万円で工事をしただけという結果になってしまった。

保険で下りると言ったじゃないかと文句を言おうとしたが業者は電話に出ず。

訴えようかとも思ったが、現実に工事をしてもらったのは事実なのでそのままにした。

というのが概要です。


正直に言いますが、保険会社様の立場に立てば、保険金はなるべく払いたくはありません 笑。

なので、全額却下という事はあり得ます。

この業者の場合悪質なのは、必ず保険金が下りるかのように誤認させて前払いさせている事です。


対策

保険修繕の場合は、保険会社様の結論が出るまでは着工しない。

今すぐ工事しないと雨漏りする等と急かして来る業者とは取引してはダメです。

…え?

でも本当に雨漏りしそうだったら?

いやいやいや、とりあえず応急処置でいいでしょう。

応急処置にお金を取る業者も止めておいた方が吉かと思います。

ありえないと思いつつ、実際には良く耳にするのが「壊す業者」です。

自分で瓦を割っておいて「台風で壊れた」などと申請するパターンです。

これはまあ、それが保険会社様にばれなければ保険は下りて工事は出来るので、お客様のデメリットは意外に無いのですが…。

ただし、人力で曲げたり割ったりしたものって不自然さが残るので、プロが見れば分かりますから、保険金支払いを拒否されるリスクはあります。

それに、保険金が無事下りて修理になったとしても、そんなことをする業者がまともな工事をするとは思えないんですよね。

また、業者がわざと壊した事を知っていたら、下手したら保険金詐欺で訴えられるかも。

そんな業者には近寄らないのが吉です。

ごくまれに、「壊して下りる保険金を増やしてくれ」と仰る方がいらっしゃいますが、さすがにリスクがありすぎてお請け出来ません…。

たまにネットの広告で見かけますが「火災保険で100万円もらえました!」というお客様の声をうたったやつ。

いや、下りた保険金はあくまでも修理代であって(お見舞金もあることはありますが)100万円現金でもらったという表現はどうかと思います。

問題は、100万円が保険で下りたとしても、こうした業者さんは大体35%とかを手数料として取るわけです。

そうなると、せっかく100万円が下りても、手数料を引いた65万円しか手元に残らず、65万円で工事してくれるところを自分で探す必要があります。

最初から保険申請手数料を取らない業者に頼めば(というか、申請手数料を取ること自体が多分弁護士法違反…)100万円分の工事が出来たのに…。

更に最悪なのは、「100万円もらった」という表現を真に受けて、下りた保険金を自分が貰った使途自由なお金として旅行などに使ってしまうこと。

これ自体はお客様のデメリットではないのですが、今後再び大きな自然災害等が来ても、二度と保険申請が通らない家になってしまっているというデメリットがあります。

だって…、直していないわけですからそれは当たり前ですよね。

でもそうした不都合な点を隠して、保険申請すればお金がもらえるといった広告をしている業者は避けた方がいいように思います。

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あおぞらハウジング

住所:東京都江戸川区篠崎町1-8-16

電話番号:090-3495-8803

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